登山とひざ痛(トレッキングポールを使ってみよう編)
Hokkaido 2012 | Flickr - Photo Sharing!
前回はストックの選び方をまとめました。
今回はトレッキングポールを実際に使った感想を書いていきます。
さっそく実験。まずトレッキングポール(ストック)の使い方は??
では毎回恒例の丹沢の大倉尾根へ
店員さんにトレッキングポール(ストック)の使い方を教えてもらったことを思い出して
登りの時点からさっそく2本装備します。
長さ
トレッキングポール(ストック)は傾斜度によって長さを変更します。
トレッキングポール(ストック)を持ったときに膝の角度がちょうど90度になるように長さを調整します。
私の身長は178cm
平地ですと115cmで90度になりますが
登りは105~110cm
下りは120~125cm
で90度にほぼなります。
皆さんは身長に応じて自分のベストな長さをみつけてください。
持ち方
まず下の写真を見てください。
こういう登山中このようなトレッキングポール(ストック)の持ち方をしている方をみかけます。
トレッキングポール(ストック)の使い方は個人の自由ですが、
この持ち方はトレッキングポールの能力を使いこなせていません。
なぜならトレッキングポールを地面についた時に自分の体重を支えるためには手のひらでトレッキングポールを掴んで支える必要があります。
この手のひらで掴む方法は短時間であれば対応できますが長時間は疲れてできなくなります。
ではどのように持つのが正解なのでしょうか。
下の写真が登山ショップで店員さんに教えてもらった持ち方です。
わかりづらい写真ですみません。
手のひらが土台となりトレッキングポールを支えています。
この方法で持つと手のひらの力はほとんどいりません。
長時間トレッキングポールを使っていると疲労度は雲泥の差です。
ぜひこの持ち方をマスターしてください。
トレッキングポール(ストック)の効果は?
歩き始めてまず実感したのがバランスのとりやすさです。
登山道は足場が不安定なためバランスを崩しやすいです。
今まではバランスを崩したときに足の筋肉が踏ん張ってバランスを保持していました。
10kg以上の荷物を背負って歩く登山ではこれが結構足へ負担がきます。
けれどトレッキングポールがあればちょっとバランスを崩しても足の代わりにトレッキングポールが支えてくれます。
まるで足が2本から4本になった感覚を味わいました。
トレッキングポールの効果を上りでも実感できて満足気味に頂上へ到着。
コーヒを入れてカップラーメンを食べて休憩です。
山のごはんはほんとうに美味しい!
と幸せな時間を満喫していざ下山です。
トレッキングポールを登りよりも長めに調整します。
グローブをつけたまま調整できるバックル式はやっぱり使いやすいです。
15秒かからずに2本の長さを調整できます。
下りで実感したのがまず安心感です。
傾斜のきつい下り坂でも、トレッキングポールを前方に置くことによって安心して降りることがきます。(この時体重はのせ過ぎない)
また足場の確認にも使用できます。
石橋を叩いて渡るではないですが、
滑りそうな地面や崩れそうな足場をまずトレッキングポールでちょんちょん叩いて状況を確認できます。
地面の状況を確認できてから足を置くことができるので安心して歩くことができます。
またトレッキングポールを前方に一度置くことによって
ゆっくりと下ることがきるため膝への衝撃は間違いなくやわらいでいます。
あるいて30分ほどでしょうか。
全く痛くありません。
1時間経過します。
まだ痛くありません。
2時間後
若干痛みが発生したがそのまま下山できました
結論
結局痛くなったけどトレッキングポールは効果大。
以前より2時間ほど痛みのない下山を楽しめました。
ひざ痛に悩んでいる人はぜひ買うべきアイテムだと思います。
ただしまだ私は痛みが発生しています。
どれだけ私の膝は弱いのでしょう(泣)
完全に痛みがなくなる方法はないのか??
まだまだ道具に頼るのでした。
次回はサポートタイツ編です