未知なるものを狩りに

山とかデジタルとか気ままに

登山とひざ痛(サポートタイツ編)

 

http://www.flickr.com/photos/8010579@N04/8213533086

photo by Pranav Bhasin

 

前回はトレッキングポールを導入した体験記を書いたが、

結局ひざ痛は起きてしまった。

登山とひざ痛(トレッキングポールを使ってみよう編) - 未知なるものを狩りに

 

今回はラストとなるサポートタイツ編。

これでもまだひざ痛に悩まされるならもう諦める!

というぐらいの気持ちでサポートタイツを買いに行ったことを思い出した。

 だって本当に痛いんだもん。

サポートタイツと履くといいことあるの?

 疲労軽減効果

履くとわかるが適度な締めつけがある。

この締め付けが筋肉の収縮をサポートして血流循環がおこり疲労の蓄積を防ぐとのこと。

ダボダボだとこの効果の恩恵を受けることができないためピッチピチで履くことが

キーとなる。

関節の保護機能

テーピング機能でひざの動きをサポートする機能。

ひざのお皿の周りを包むようにサポートされる。

保温性能

ぴったし皮膚を包むことによって履くと温かい。

冬はタイツを履いて長ズボンを履けば頂上でも寒くない。

ただし夏はタイツの上にハーフパンツでも暑い。

たまにタイツだけで登っている人を見かけるが、

なにかの罰ゲームなのだろうか。。。 

 

メーカーの違いは?

サポートタイツはワコールのCW-Xがヒットして市場に火をつけた。

その後多くの会社からサポートタイツが発売された。

有名なのはSKINSやC3fitかな?

メーカーによって色々特徴が異なるようだ。

メーカーごとの特徴は下記HPに紹介されていた。


読者のタイプ別に編集部がおすすめ! コンプレッションウェア徹底比較。 ※デスクワークにも◎ | STANDS! by ALL SPORTS community

 

CW-X STABILYX

今回私が購入したのはCW-X STABILYX。

(シーダブリューエックス)CW-X ワコール| エキスパートモデル(ロング) メンズ HXO509  BL M

(シーダブリューエックス)CW-X ワコール| エキスパートモデル(ロング) メンズ HXO509 BL M

 

店員さんに話を聞くと、もともとテーピング機能をタイツに導入したのは

ワコールが初とのこと。

更にワコールはこのテーピング機能で特許をもっているのだそうだ。

他社はこの特許のため同じような仕組みを使えないとのこと。

 

ワコールのタイツの特徴として着地の際のヒザへの衝撃や、

体の軸をぶれにくくする機能とのことで、私が求めている機能そのもの。

店員さんからはCW-Xの中でもトレッキング向きでヒザ周りのテーピング機能が

あるCW-X STABILYXをお勧めされる。

 

さっそくお店で試着。

タイツって試着できないかと思ったが全然そんなことなく

どんどん試着させてくれた。

というかタイツは試着しないと絶対に自分とピッタリのサイズが見つからないね。

 

着丈的にはLサイズ調度良いと思ったが、店員さんによると

自分が思うサイズより一回り小さいサイズにすることがポイントとのこと。

小さいサイズにして締めつけ感を出したほうが疲労軽減、

膝関節のサポート機能が上がるだそうだ。

 

というわけでMサイズのCW-X STABILYXを購入したのだった。

店頭で買ったので高かったです(泣)

登山ってお金のかからない趣味だと思っていたが膝痛持ちはお金かかります。

でもせっかく大金はたいたので活用しなくては損です。

さっそく膝に効果があるか実験です。

 

タイツを履いて大倉尾根へ

いつものここです。家から近いというのが理由なだけです。

登山ルート : 塔ノ岳/大倉尾根 - ヤマレコ

 

いつも通りガンガン登ります。

上りの時からタイツのサポートを感じる。

足が楽に上がるため前への推進力がアップした感じをうける。

またヒザ周りも横ずれしない気がする。

これはヒザサポーターをつけた時と同じ感触。

 

あっという間に山頂です。

今回は疲労感もなくかなりいい感じ。

ご飯も美味しくいただきますごちそうさまです。

 

さて問題は下りである。

レッツゴーして30分・1時間と歩いても痛くない。

痛くないので調子に乗ってスピードアップして歩き続けたが痛くならない。

そのまま2時間歩き続けて下山したが、最後まで痛くなることはなかった。

 

どうやらついにひざ痛を克服出来たのです。

この時は本当にうれしかった。

ひざ痛がないだけで登山が数倍楽しく感じた。

これからどこの山に行こうか考えるだけで幸せな気分になります。

 

ただし今回ひざ痛が起こらなかったのは裏話があって、

今まで購入したインソール、トレッキングポールも併せて使用していたからだと思うんだよね。

サポートタイツ単品で膝痛が起こらなかったかというとなんとも微妙なところ。

どちらかというとトレッキングポールの方がヒザには効いている感じもするしね。。。

 

でも結果的に膝痛がなくなったからOKということでサポートタイツ編を終わりとします。

 

 次回は最後のまとめ編だ

登山とひざ痛(トレッキングポールを使ってみよう編)

Hokkaido 2012
Hokkaido 2012 | Flickr - Photo Sharing!

前回はストックの選び方をまとめました。

登山とひざ痛(ストック編) - 未知なるものを狩りに

 

今回はトレッキングポールを実際に使った感想を書いていきます。

 

さっそく実験。まずトレッキングポール(ストック)の使い方は??

では毎回恒例の丹沢の大倉尾根へ

登山ルート : 塔ノ岳/大倉尾根 - ヤマレコ

 

店員さんにトレッキングポール(ストック)の使い方を教えてもらったことを思い出して

登りの時点からさっそく2本装備します。

 

長さ

トレッキングポール(ストック)は傾斜度によって長さを変更します。

トレッキングポール(ストック)を持ったときに膝の角度がちょうど90度になるように長さを調整します。

 

私の身長は178cm

平地ですと115cmで90度になりますが

登りは105~110cm

下りは120~125cm

で90度にほぼなります。

皆さんは身長に応じて自分のベストな長さをみつけてください。

 

持ち方

まず下の写真を見てください。

f:id:bookleader:20141022124549j:plain

こういう登山中このようなトレッキングポール(ストック)の持ち方をしている方をみかけます。

トレッキングポール(ストック)の使い方は個人の自由ですが、

この持ち方はトレッキングポールの能力を使いこなせていません。

なぜならトレッキングポールを地面についた時に自分の体重を支えるためには手のひらでトレッキングポールを掴んで支える必要があります。

この手のひらで掴む方法は短時間であれば対応できますが長時間は疲れてできなくなります。

 

ではどのように持つのが正解なのでしょうか。

下の写真が登山ショップで店員さんに教えてもらった持ち方です。

f:id:bookleader:20141022124650j:plain

わかりづらい写真ですみません。

 手のひらが土台となりトレッキングポールを支えています。

この方法で持つと手のひらの力はほとんどいりません。

長時間トレッキングポールを使っていると疲労度は雲泥の差です。

ぜひこの持ち方をマスターしてください。

 

トレッキングポール(ストック)の効果は?

歩き始めてまず実感したのがバランスのとりやすさです。

登山道は足場が不安定なためバランスを崩しやすいです。

 

今まではバランスを崩したときに足の筋肉が踏ん張ってバランスを保持していました。

10kg以上の荷物を背負って歩く登山ではこれが結構足へ負担がきます。

けれどトレッキングポールがあればちょっとバランスを崩しても足の代わりにトレッキングポールが支えてくれます。

まるで足が2本から4本になった感覚を味わいました。

 

トレッキングポールの効果を上りでも実感できて満足気味に頂上へ到着。

コーヒを入れてカップラーメンを食べて休憩です。

山のごはんはほんとうに美味しい!

 

と幸せな時間を満喫していざ下山です。

トレッキングポールを登りよりも長めに調整します。

グローブをつけたまま調整できるバックル式はやっぱり使いやすいです。

15秒かからずに2本の長さを調整できます。

 

下りで実感したのがまず安心感です。

傾斜のきつい下り坂でも、トレッキングポールを前方に置くことによって安心して降りることがきます。(この時体重はのせ過ぎない)

 

また足場の確認にも使用できます。 

石橋を叩いて渡るではないですが、

滑りそうな地面や崩れそうな足場をまずトレッキングポールでちょんちょん叩いて状況を確認できます。

地面の状況を確認できてから足を置くことができるので安心して歩くことができます。

 

またトレッキングポールを前方に一度置くことによって

ゆっくりと下ることがきるため膝への衝撃は間違いなくやわらいでいます。

 

あるいて30分ほどでしょうか。

全く痛くありません。

 

1時間経過します。

まだ痛くありません。

 

2時間後

若干痛みが発生したがそのまま下山できました 

 

結論

結局痛くなったけどトレッキングポールは効果大。

以前より2時間ほど痛みのない下山を楽しめました。

ひざ痛に悩んでいる人はぜひ買うべきアイテムだと思います。

 

ただしまだ私は痛みが発生しています。

どれだけ私の膝は弱いのでしょう(泣)

 

完全に痛みがなくなる方法はないのか??

まだまだ道具に頼るのでした。

 

次回はサポートタイツ編です

登山とひざ痛(トレッキングポール・ストック購入編)

前回ひざ痛に悩んでいた私はインソールのSUPER feet、膝サポーターを購入した件を書きました。

登山と膝痛(インソール編) - 未知なるものを狩りに 

登山とひざ痛(ひざサポーター編) - 未知なるものを狩りに

 

しかしながらひざ痛への効果はあったものの完璧に痛みを抑えることはできなかったためやっとトレッキングポール(ストック)を買うことを決めたのでした。

本来ひざ痛が悩みであればトレッキングポールが良いとは聞いていたのですが、ケチって買うのを我慢していたのです。

 

決めたらすぐに欲しくなるのが人間ですよね。

気づいたらその日にまた新宿の石井スポーツへ。

トレッキングポール売り場にいくとたくさんの種類が発売されています。

でもたくさんありすぎてどれがいいのかまったくわかりません。

こりゃ一度調べてからの方がいいなと思い、家に帰ってネットでお勉強です。

 

トレッキングポールはどうやって選ぶの?

調べて行くとストックの選び方は以下の4点みたいです。

1.メーカー

2.トレッキングポールタイプ(T型・I型)

3.伸縮方法(回転方式、バックル式)

4.重量・耐久性(アルミ・カーボン)

5.ショック吸収機能 

 

1メーカー
LEKI(老舗)

高い。かっこいいデザインが多い。交換パーツが豊富。

BLACK DIAMOND

値段はそこそこ。最新機能をいち早く取り入れ最近人気が出てきた。交換パーツが豊富

MON-BELL

安いけど品質はよし

等々

 

2.トレッキングポールタイプ

T型

トレッキングポール全体がT字型をしています。

よく道でお爺さんが杖をついているのと同じ形です。

基本は1本で短めにして使用するとのこと。

T型なので体重を手のひらでしっかりかけて使うことができそうです。

 

I型

まっすぐな形状。

スキーのストックと同じ形状です。

2本持ち(ダブルストック)が一般的な使用方法とのこと。

 

3 伸縮方式

回転方式

トレッキングポールの締め付け強弱を回転式で操作するもの

ほとんどのメーカーはこのタイプです。

ただこの方式の難点は長さを調整する際に手間がかかります。

いちいち手袋を外さないと操作できないですし、

ゆるめようと回転させようと思っても寒さでキツくなり回転しづらくなったりします。

 

バックル式

バックルで固定するので手袋をしたままで操作できます。

またすぐに長さを変更できます。

難点は回転式に比べて締め付けが弱いといわれています。 

 

4 重量

登山中は軽ければ軽いほど体への負担は減ります。

なので重量はとても大切です。

アルミは軽量で丈夫。

カーボンはアルミよりさらに軽いが耐久は落ちます。

 

5 ショック吸収機能

肩や肘への衝撃をやわらげる機能があるとのこと。

ただしこのショック吸収機能はただあれば良いというものでもなく、

推進力の減衰にもつながるとのことです。

また物によっては壊れやすいとのこと。

 

実際にトレッキングポールを選ぼう

再度お店に出向き実際にさわって検討します。

店員さんに色々相談します。

 

膝への爆弾を抱えているのであれば1本持ちではなく2本持ちが基本とのこと。

1本と2本では体感でかなり違いが出ると言われました。

 

売れ筋はLEKIとBlackDiamondとのこと。

売れ筋だけに交換部品がほとんどのお店で売っていることもポイント高いみたいです。

 

軽いカーボンの方がいいのかなと思いましたが、

店員さんによるとトレッキングポールは体重をあずけるものであるから

丈夫さも大事とのこと。

トレランや普段あまり使わないのであればカーボンタイプでもいいが、

通常使いであればアルミタイプがいいとお勧めされました。

 

色々説明を聞いて自分が優先したいのは

1.I型の2本

2.バックル式

3.アンチショック機能あり

4.アルミ製

 

BlackDiamond トレイルショックコンパクト

この条件を店員さんいうと上記の条件を満たしたBlack Diamondoのトレイルショックコンパクトがお勧めとのこと。

バックル式はBlack Diamondに特許があるとのことで他メーカーのバックル式に比べて

Black Diamondは値段が安いとのこと。

2本で¥10,000強です。(2年前の価格です。現在は円安の影響で値上がっているかもしれません)

さらにBlack DiamondはLEKIと同じく交換パーツが豊富とのこと。

(使っているとわかるのですがよく先っぽのゴムが抜けてなくなるのです)

 

ちなみにお勧めされた商品がこれです。

 

BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) トレイル ショック コンパクト BD90838

BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) トレイル ショック コンパクト BD90838

 

 

 トレイルショックコンパクトの派生でトレイルショックという商品もあります。

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) トレイルショック 2012SS

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) トレイルショック 2012SS

 

違いは長さと重さだけで機能は同じとのこと。

私は身長178センチありますがコンパクトでも問題ないと店員さんに言われました。

トレイルショックは外人さん向けかもしれませんね〜

 

というわけでBlack Diamonのトレイルショックコンパクトを購入したのでした。

次回はトレッキングポールを実際に使った効果について書こうと思います。 

山頂でのカップ麺

 

f:id:bookleader:20120826051559j:plain

山で食べるご飯って美味しいですよね。

体のエネルギーを使いきった疲れた体って、栄養を求めているのかいつもの数倍味覚を感じるような気がします。

まわりの景色に癒やされて食べることで非日常を味わえてストレスも発散にもなりますね。

 

カップ麺

登山を始めた頃はコンビニで買ったおにぎりを持参していただけでしたが、

山頂で周りの人達のご飯をみてみるとけっこうカップ麺を食べている人がたくさんいます。

地上で食べても美味しいカップ麺。

山頂で食べたらどれだけ美味しいんだろうって思った私はさっそくガスバーナーを買っちゃいました。

 

それ以来登山の相棒としてガスバーナーは手放せません。

寒い山頂で食べるカップラーメンは最高に美味しかったです。

f:id:bookleader:20120825152603j:plain

ただいつも食べていて困ったことが一つありました。

そうです。スープなんですね。

家で食べているのであればスープは残して捨てるのですが、山では捨てることはできません。

 

登山ガイドの方と一緒に昼食した時には、スープを捨てるのはもちろん

カップ焼きそばの出汁を捨てるのは論外

お湯も生態系を壊す(微生物を殺してしまう)から捨てちゃダメだよと言われました。

 

お湯を捨てるのも禁止とはなかなか厳格だなと思いましたが、

私もそれ以来お湯は捨てないように気をつけるようにしました。

またカップラーメン自体持っていくのをやめてしまいました。

無理してスープ飲むのも辛いし、水分を取るとトイレ行きたくなるだろうなと。

 

ちなみに某掲示板ではスープ、お湯を半分で作るってアイデアがありました。

また余った汁を密封できるプラスチック容器に持ち帰るという強者も。

 

というわけで現在買ったバーナーはコーヒーを飲むときだけ活用するようになりました。

山頂で飲むコーヒーは最高ですね。

登山とひざ痛(ひざサポーター編)

Mountains of the Grindelwald valley, " Explored :-) "
Mountains of the Grindelwald valley, " Explored :-) " | Flickr - Photo Sharing!

前回はひざ痛対策として安価なインソールをご紹介しましたが、

ひざ痛には少しだけ効果があるような感じでした。

まだひざ痛に悩まされている状態ですので今回はひざサポーターを見に薬局に行ってきました。

 

ひざサポーター

膝が痛い時の対策として真っ先に思いついたのが膝のサポーターとダブルストック。

ただストックはなかなかの値段なのでまずは膝サポーター試してみることにしたのです。

 

いろんなメーカーから発売していますがよくわかりません。

なので試しにバンテリンの膝サポーターを左足用に1つ試しに買ってみました。

 購入したのはこれ


Amazon.co.jp: バンテリン サポーター ひざ専用 ブラック ふつうサイズ: ヘルス&ビューティー

 

家に帰って試し履き。

履き心地はけっこう締め付けられる感じです。

足を曲げた状態から真っ直ぐにする時にサポートされている感があります。

横ブレを防ぐ様な感じです。

これなら痛くならないかも!と自信を深めいざ山へ!

 

 今回も丹沢の大倉尾根へ

登りはいつも通り快調です。

サポーターのおかげか登りも膝回りが支えられて楽な気がします。

 

頂上で楽しいご飯を食べていざ下山!

サポーターの実力見せてもらおうじゃないですか!

いつも通り慎重に下り坂を歩いて行きます。

下りもいつもより気持ち楽な気が、、、

 

と思っていた矢先に膝に違和感、、、

今回もいつもより1時間ぐらい痛くなるのが遅くなったので効き目はあるのでしょう。

 

でも一度痛くなったらサポーターしていても痛いのはかわりません。

ヒーヒー言いながらまた下山してきたのでした。

 

結論

膝サポーターは多少効果あり。

でもあくまで多少。

 

悪くはないです。

効き目ありましたし。

もっとがっしりしたサポーターも売っていたのでそちらはもっと効果があるのかもしれません。

 

でも結局痛みは消えないのでまだまだ道具に頼ることになるのでした。

ストック買うぞ編に続く

登山と膝痛(インソール編)

Kashimayarigadake
Kashimayarigadake | Flickr - Photo Sharing!

登山を始めて唯一の悩みがひざ痛だった。

初心者向けの山に登っていても下りの途中で必ず左膝に激痛がはしりやがる。

なんで俺はこんな山に登りに来てしまったんだと

こんこんと問い詰めたいぐらい痛かったもんだから当時は本当に悩んでた。

 

ただ今ではひざ痛を克服し、登山を楽しめてる。

膝痛?なにそれおしいの?ってな感じだ。

富士山、北アルプス、2泊3日の縦走でもひざ痛が出ることはなくなった。

 

ここでは少しずつ私がひざ痛を克服した過程について書いていこうかなと。

 

道具に頼る

膝痛に悩んでいる人はなにかいいアイテムがないか考えるのではないか。

私はまさにそのうちの一人だった。

努力なんてしたくない!

道具に頼れば膝痛はなんとかなるだろうと考えたのである。

 

しかしながら道具を買うと言っても靴を買って4万円使ったばかり。

少しでも安く済ませたい。

そこで私はまずはお手頃な靴の中に入れるインソールにしようと思ったのである。

クッション性のあるインソールを使えば膝への衝撃がやわらぐでしょうと考えたのである。

インソールが欲しい

インソールを靴にぴったし合わせるために、

登山靴と登山用ソックスを持って登山ショップへ。

当たり前だがお店に入ると様々なインソールが販売されている。

よくわからないのでさっそく店員さんに説明してもらうと

SUPER feetがおすすめと言われた。

実際に登山向けのインソールでは一番売れているらしい。

 

SUPER feet 

SUPER feetには用途に応じて様々な色で分けられている。

登山向けはグリーンになる。

スーパーフィート(SUPERfeet) トリムフィットグリーン D 1408

スーパーフィート(SUPERfeet) トリムフィットグリーン D 1408

 

 

実際にSUPER feetを触ってみると思ったよりも硬い。

膝への衝撃を和らげるにはぷにぷに柔らかいインソールのほうが効果があると思ったが店員さんに聞くと色々教えてくれた。

 

汚いものをお見せして申し訳ございません。

まずは写真は2年前に購入したSUPER feetの現在の姿を御覧ください。

f:id:bookleader:20141020090558j:plain

よくみるとわかるがカカトの部分が包み込むように盛り上がっている。

これはカカトの外側を押上げて、カカトの中央に肉を持っていくためなんだそうだ。

中央に肉が集まるとどうなるか?

下りの時足へかかる衝撃をカカトの肉の厚みがスポンジのように吸収するだそうだ。

 

また土踏まずの部分が盛り上がっている。

こうすることによって下記の下手くそ図のように赤丸の3点でアーチができる。

これは3点アーチと言うみたいですがこれがしっかりできる足はアーチが衝撃を吸収して疲れづらくなるんだそうだ。

f:id:bookleader:20141020105920p:plain

 

また写真では先端の方を自分靴に合うようにハサミでカットしている。

店員さんは簡単にできますよと言うが、

自分でちょうどいいサイズにカットするの自信ないな〜

と言うとお店の人が

『カットしますよ〜』

と言ってくれるではないか。

もちろん甘えさせていただくことは言うまでもない。

 

ちなみに説明してくれたこの店員さんはどうやらSUPER feetの講習を定期的に受講されていると言っていた。

SUPER feetの会社が講習にわざわざ店舗に来るんだそうだ。

道理で説明が細かくてうまいなと思ったんだよね。

というわけで薦められるがままにSUPER feetを購入。

 

なおこのSUPER feetには60日間快適保証という制度もある。

もし実際に使用してみて満足できなかった場合、販売店にレシートと一緒に商品を持って行くと返金してくれるという制度。

商品に自身があるからこそできる制度なんだろうね。

 

 

いざSUPER feet初陣

店員さんからは使い始めはなじむまで長時間の歩行はさけた方が無難と言わたが、

我慢できませんでした。

さっそく塔ノ岳のバカ尾根こと大倉尾根で試してみたのである。

 

上り始めからインソールの効果を実感。

足と靴の一体感を感じる。

インソールを入れたことによって靴の中の隙間が少なくなり更にジャストフィットした影響だろう。

 

この一体感は地面の状況を足にダイレクトに伝えてくれます。

地面の情報量が増える感じ。

車がタイヤやサスペンションを変更すると乗り心地が変化するのと同じ感じか。

これなら足場が不安定なところでも安心して歩けるね。

 

しばらく歩いても心配していた靴擦れや足の痛みはまったくない。

というよりもいつもより更に歩きやすくて足全体が疲れにくく感じる。

 

インソールを導入したことによって足先がしっかりと固定されぐらつきが少なくなった感じがする。

そのためよけいな筋肉を使わないで歩くことができているのだろう。

足の疲労感もほとんどないまま頂上へ到着。

 

下りで効果は??

さぁここからが本番です。

上り坂では確かに疲労感の軽減効果は実感したが、

膝痛への効果がなければ意味が無い。

下り坂で膝への効果があるのか実験だ。

 

下り坂でも同じように足と靴との一体感を感じるからか大変歩きやすく感じる。

膝への衝撃が減っているか実感することはできませんが、なんとなく足全体は楽な感じではある。

 

と思っていた矢先に膝に違和感、、、

いつもより30分ぐらい痛くなるのが遅くなったので効き目はあるんだろうね。

 

でも一度痛くなったら痛いのはおさまりません。

ヒーヒー言いながらまた下山してきたとさ。

 

まとめ

膝の痛みは結局出てしまったので膝への効果ははっきりとはわからない。

けど下山時の足への疲労度は減少していることは実感出来た。

実際に以前より30分はひざ痛が出なかったことからインソールは足全体の疲労をおさえることによって膝が守られているのだろう。

 

ただしインソールでひざ痛がなくなることはなかったので、

更なるひざサポートを求めて登山ショップへ出かけたのでした。

 

次回登山と膝痛(膝サポーター編)へ続く

 

※ちなみにSUPER feetの寿命は1年ほどと説明を受けたが、

2年たった今でも効果は減っていない気がする。

買ってよかったと思える商品だった。

じゃあ実際に登山靴を買いに行こう2

Heading to Kashimayarigatake from Goryudake
Heading to Kashimayarigatake from Goryudake | Flickr - Photo Sharing!

 

前回記事ではモンベルに登山靴を見に行きました。

じゃあ実際に登山靴を買いに行こう - 未知なるものを狩りに

値段に対して物はとてもよかったのですが、

私の足にジャストフィットする登山靴をみつけることはできませんでした。

そこで一旦モンベルを出てICI石井スポーツに行ってみることにしました。

 

ICI石井スポーツへ行く

新宿には現在ICI石井スポーツは2店舗あります。

私が行った当時は東口ビックロ店はまだありませんでしたので西口店へ向かいました。

1〜4階まで各階に登山グッズを取り揃えている専門店です。

ここの店員さんはもちろん山のスペシャリストばかりです。

わからないことを聞いてもすぐに答えが帰ってきますので安心して買い物できますのでおすすめです。

http://www.ici-sports.com/shop/img/sp/shinjukunishiguchi_2.jpg

私は登山靴を見るために登山靴コーナーへ向かいます。

 

ガンガンためし履きをしよう!

ICI石井スポーツモンベルと違って様々なブランドの 登山靴を取り揃えています。

またICI石井自体もAKUというブランドの代理店にもなっています。

そのためAKUは他のブランドに比べてお買い得になっていることが多いようです。

もちろんICI石井だけでしか購入することはできません。

 

私はさっそくAKUの登山靴をためし履きしました。

グレードがいくつかある中でモンベルではいたアルパインクルーザ2500と同じグレードと思われる物を履いてみます。

やはり一番上のグレードは作りがしっかりしていて安定感があります。

悪く無いと思い候補に残します。

 

そしてどんどん履いていきます。

10種類近く履き比べましたので店員さんに少し悪いなと思いましたが、

店員さんも納得するまで何回も履き比べてくださいと言ってくれました。

こういう気遣いがあるととても選びやすくて助かります。

 

そして最終的に候補が3点に絞られました。

 *1

MY BEST 3 MOUNTAIN SHOES

1.  ザンバラン-フジヤマ NW GT

気に入った点

この登山靴は吸い込まれるように足が入ります。

レザーで足首を包まれた感触は最高に気持ちいいです。

また最近は種類が減ってきたオールレザーとなっており、デザインは一番惹かれます。

欠点

ちょっと重いです。片足820g。オールレザーだから仕方ないです。

あと手入れが大変そう。オールレザーだからこまめに手入れしないとだめですね。

お値段は高いです。さすがオールレザー。40,000円超えです。 

 

2.ガルモント エルモ GTX

気に入った点

軽い。695gです。これだけ軽いと長時間の山行でも楽に歩けそうです。

お買い得。スペックに対してお値段が割引されていてかなりお買い得に。

欠点

欠点ではないですがデザインが自分はどうしてもウルトラマンのように思えてしまうこと

それ以外は特になし

 

 

3.LA SPORTIVA トランゴ S EVO GTX

気に入った点

ザンバランフジヤマは足首のが包まれた感触がとても良かったですが、この靴はかかとのホールド感が抜群です。しっかりとかかとが包まれているので足と登山靴の一体感があります。

また625gととても軽い。

さらに登山靴の従来の常識をくつがえすような足首部分の柔らかさ。

これだけ足首が動くとなると下りの時に楽に降れそうです。

欠点

40,000円弱となかなかのお値段

 

 

さてどれにしようか。

3足に共通するのはサイズはどれも問題なし。

靴の中で左右に足が動くことがなく、つま先に指を持っていってもかかとに指一本入る。

 

デザインで言うとザンバランフジヤマ

値段で言うとガルモント エルモ GTX

フィット感で言うとLA SPORTIVA S EVO GTX

 

悩みます。。。

 

嘘です。

一番大事なのはフィット感です。

お店の中で歩きまわって全く違和感がないのはLA SPORTIVA S EVO GTXでした。

予算は完全にオーバーですがこれで決まりです。

 

LA SPORTIVA S EVO GTX

そして2年間この靴を履き続けています。

本当にこの靴にしてよかったと思っています。

履いた初日から大活躍。

足が痛くなったことは一度もありません。

ソールのグリップ力で助かったこともありました。

サイズ、フィット感さえ合えば本当に皆さんにお勧めできる登山靴です。

是非一度値段に怯むことなく試しに履いてみてください。

 

最後に唐松岳に登ってきた直後のLA SPORTIVA S EVO GTXです。

f:id:bookleader:20141020090640j:plain

では

*1:2年前に購入したため今回の記事では一部最新モデルの紹介となります